グローバルe-コマースの成長予測

今後拡大しつづけるe-コマース市場

インターネットの普及でグローバルな電子商取引が行われるようになっている。E-コマース市場は毎年20%の成長率で拡大し続けており、世界の人口の3分の1の人たちが、e-コマースのサイトから様々な製品を購入している。衣服や電化製品、本、アクセサリ、旅行予約など様々な製品やサービスを利用している。特に、e-コマース市場が急速に拡大している市場は下記の通り、ラテンアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、ロシア、ポーランド、トルコ、日本、サウジアラビア、インド、モロッコ、中国などなど。

下記はe-コマース購入者数の図だ。人口に比例する部分が多いが、中国が圧倒的に多く、次いでアメリカ、日本は購入者数では第3位になっている。

  • 1位:中国    2億7000万人
  • 2位:アメリカ  1億5600万人
  • 3位:日本      7560万人
  • 4位:ドイツ     4330万人
  • 5位:イギリス    3650万人

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また、この図はe-コマース購入者数の2016年度までの推移予測だが、約60%近くも増加することになる。

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次は2013年度のe-コマース売上のトップ5カ国だ。

  • 1位:アメリカ    384億8000万 USD
  • 2位:中国      181億6200万  USD
  • 3位:イギリス    141億5300万 USD
  • 4位:日本      140 億3500万  USD
  • 5位:ドイツ      53億 USD

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最後に、今後の世界におけるe-コマース市場のシェアがどう変わるのだろうか。2013年度現在、アジア太平洋地域がTOPで33.4%、次が北米で31.5%、3位がヨーロッパで29.6%であるが、2016年度にはアジア太平洋の占める割合が39.7%までのぼり、2位の北米28.2%、3位ヨーロッパ26.3%とアジア地域の経済発展が進むにつれて、e-コマースに占める割合も増加し続ける傾向にある。

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まとめ

海外の諸国、とくにヨーロッパとアメリカ、アジア太平洋圏の諸国は自国のインターネット市場だけではなく、他国のe-コマースも越境して使っていると言われている。そう考えると、EU圏の諸国、北米諸国、ASEAN諸国と中国、ロシア・CIS諸国といった同言語でおなじくする経済圏でのボーダレスな取引が加速する傾向にあると思うが、日本のみこれらの諸国と比べた場合、EC越境率が低い。言語の問題などがあるのであろうが、どんどんe-コマース市場が加速して広がっていく中、EC市場いおいても進出するべきだ。

引用記事:rishabhsoft