MakerBotデジタルストアはティラノサウルスの3Dプリント骨格標本をリリース

ティラノサウルスの本格的な骨格標本

MakerBotデジタルストアはミスプリントが発生しない3Dデータの販売サイトだ。ここで販売されているデータであれば、一般的にミスプリントが多いとされる低価格3Dプリンターでも正確な造形物を作ることができる。

このMakerBotデジタルストアではリリースされて以降、続々と3Dデータのシリーズが販売開始されている。

主に学校教育向けの3Dデータが多いが本日ご紹介するティラノサウルスの骨格標本もそのうちの一つだ。

恐竜というキーワードは多くの子供たちにとって魅力的なものなのではないだろうか。

恐竜の図鑑や恐竜のビデオ、また、大恐竜展や恐竜博といった展示会で本物の恐竜の骨格や化石など、大好きな子供たちも多いはず。

今回MakerBotが提供する3Dデータは、ティラノサウルスの本格的な骨格標本。このレプリカは教科書や博物館で掲載されている本物のティラノサウルスの骨格と全く同じで、大きさを20分の一にしたもの。

価格は14.99ドル、約1500円ほどだ。3Dデータは19このファイルから構成されており、骨のパーツは全部で79個になる。

すべての骨をプリントするには約24時間かかり、プリント終了後に79個の骨を組み立てて完成させるという仕組みだ。

もちろん接着剤やボンドなどは必要なく、プリントされたパーツを組み合わせてティラノサウルスの骨格標本を完成させることができる。

ちなみに対応している3DプリンターはReplicator 2とReplicator 第5世代モデル。

MakerBotデジタルストアのティラノサウルス標本の動画

3Dプリントされたティラノサウルスの標本

3Dプリントのティラノサウルススペック

  • ファイル数:19
  • ピース数:79
  • トータルプリント時間:24時間12分
  • サイズ:601㎜×93㎜×247㎜
  • 対応3Dプリンター:Replicator 2とReplicator 第5世代モデル

まとめ

MakerBotは低価格3Dプリンターのメーカーとして圧倒的なシェアを誇っているが、主なターゲットは小学校、中学校などの教育機関を対象としている。

そのため同社が行うキャンペーンやデータ販売、データ配信なども子供の興味関心を喚起するものが多く、今回のティラノサウルスの3Dプリントデータ販売もおなじことがいえる。

このデータを購入した子供たちは、3Dプリンターとデジタルデータの扱い方にも慣れることができるし、同時にプリントされた骨のパーツを使い、自分で標本を組み立てることで、ティラノサウルスの生体や骨格の構造なども実際に勉強することが可能だ。

MakerBotはこれまでも子供たちが3Dプリント技術と、学習が両方可能なデジタルコンテンツを配信しているが、低価格3Dプリンターの性能が向上し普及が拡大することで、教育現場での使用が将来当たり前になる時代が来るかもしれない。

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